自己決定性とは① 〜アドラー心理学〜
アドラー心理学には5つの前提条件があります。
1.自己決定性(個人の主体性)
2.目的論
3.全体論
4.認知論(仮想論)
5.対人関係論(社会統合論)
そして今回は、1.自己決定性について学びましょう!
自己決定性
自己決定性とは、過去の体験や取り巻く環境に左右されるかどうかは自分次第であり、人は自身の運命を切り開く力があるというものです。つまり、人はどのような状況であろうが行動を選択することができ、自由意志に従って行動できるのです。厳しいことをいうようですが、このことから目をそらし、過去の体験や取り巻く環境のせいにして行動しないというのも、選択のひとつであり自分でそういう選択をしているのです。
私もそのような経験があります。小学3、4年生の頃、跳び箱の上で逆立ちして前転する技(名前忘れました…)に挑戦したところ、思いっきり失敗し首と背中を痛めました。クラスメイトもそれを見ていたので恥ずかしく、このことがトラウマになり、跳び箱を避けるようになってしまいました。こういった小さいトラウマを気にして避けるかどうかも今思えば自分で選択することができたなと思います。小学生には難しいと思いますが笑。
今悩みがあるという方は、一度時間をとって本気で自分にできることを考えて見てください。環境が悪いならその環境を変える、抜け出すための方法はありませんか?過去の経験を言い訳にして現実から目をそらしていませんか?何かのせいにして前に進むのはもったえないです。誰でもそうしたいと思いますが、せっかくアドラー心理学と出会ったのですから今一度真剣に考えて見ませんか?
今自身がないという方は、過去に自分がうまくいったときのことを思い出して見てください。その成功の中には必ずあなたが影響を与えている、つまりあなたがその成功を導いていたのです。あなたにはその力があるのです。
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