目的論① 〜アドラー心理学〜
アドラー心理学には5つの前提条件があります。
1.自己決定性(個人の主体性)
2.目的論
3.全体論
4.認知論(仮想論)
5.対人関係論(社会統合論)
そして今回は、2.目的論について学びましょう!
目的論
目的論とは、名前そのままの意味で、人間の行動には必ず目的が存在すると言う考え方です。
マイナスの現状からプラスの現状に変われるように目的が形成されると考えられ、人間は未来を主体的に切り開いていくことができるのです。
アドラー心理学において非常に重要な考え方です。
この考えと対照的な考え方もあります。それはフロイトの唱える原因論です。
原因論とは、過去の原因となるもの・ことが現在を支配していると言う考え方です。
一般的に目的論は未来志向、原因論は過去志向だと言われます。
目的論でいるようにすると、原因探し、責任追及をすることがなくなり、未来に向かってポジティブに生きることができるようになります。そうすることで幸福感は高まり、自信を持てるようになり、チャレンジできるようになるといった良い循環を作ることができます。
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